期待されるホワイトニングの効果
ホワイトニングには、過酸化水素を主成分とした薬剤が使用されます。
過酸化水素が歯に塗られると酸素と水に分解され、この酸素が歯の色素と結びつくことで、
色素が分解され、着色の汚れが除去されます。
歯の色素だけを分解して除去するので、歯を傷めずに白くできるのが特徴。
個人差のあるホワイトニング効果
ホワイトニングの効果には、個人差があり、すぐに真っ白になる人もいれば、
なかなか白くならない人もいますが、何回も繰り返していれば必ず白くなります。
ただ、白くなっても放置していれば、また元に戻ってしまいます。
後戻りを防ぐため定期的に「タッチアップ」というメンテナンスをする必要があります。
こんな歯には効果がない
ホワイトニングはどんな歯でも白くできるわけではありません。有効なのは、自然の歯への着色。
入れ歯・差し歯のような人工歯やテトラサイクリンと呼ばれる抗生物質によって変色した歯には、効果がありません。
これらの歯には違う方法で歯を白くします。
ホワイトングの持続期間
ホワイトニング剤は歯のエナメル質の表面構造を変化させ、象牙質の色が透けないようにします。
この効果により、歯が本来の色よりも白く見えるようになりますが、
この変化したエナメル質の表面構造は、歯の再石灰化により徐々にもとに戻ります。
歯科医院で行う施術による歯の白さの平均持続期間は3~6ヶ月。
ホームホワイトニングは、1~2年ほど効果が持続します。
白さを保つためには、定期的にメンテナンスする必要があります。