野生のハムスターはどんな生活をしているのでしょうか?
分かればハムスターの気持ちが分かる!?
野生のゴールデンハムスター
野生のゴールデンハムスターは、中近東や東ヨーロッパの岩の多い砂漠がふるさと。
その砂漠の地下に、トンネルを掘って巣穴にしています。
巣穴の中は、寝床やえさ場、トイレなどの部屋に分かれています。
昼間は外が暑いので巣穴で寝ていて、夜涼しくなってから食べ物を探すために、
外に出て活動します。
自然の中では、植物の種や果物、小さな虫など、いろいろなものを食べる雑食性です。
ゴールデンハムスターは、他のハムスターと出会うとけんかしてしまうので、
たいてい1匹で活動しています。
子供を作る時だけオスとメスが一緒にいて、終わるとまた分かれて1匹ずつで行動します。
野生のチャイニーズハムスターとドワーフハムスター
チャイニーズハムスターとドワーフハムスターは、
野生ではオスとメスが一緒に生活しています。
冬寒くなると、巣穴の入口を岩などで塞ぎ、冬眠します。
春になり、暖かくなると巣穴から出てきて活動を始めます。
子供を生むものこの頃です。野生では、年に1~2回くらい子供を生みます。
ペットとして飼われるようになる
ゴールデンハムスターは1839年に、発見されました。
その後、1930年に、シリアで発見された12匹の子供を連れたメスを、
パレスチナの動物学者が、実験用に持ち帰ったそうです。
1931年にはイギリスに、1938年にはアメリカに渡り、
日本には第二次世界大戦後の1939年頃にやってきました。
各地でたくさん増え、その愛くるしさから、ペットとして飼われるようになったのです。
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