グリーン調達とは
グリーン調達とは、製品を製造するために必要な原材料や部品、設備などを調達する時、環境負荷の少ないものから優先的に選択する取り組み。
グリーン調達には、企業が独自にグリーン調達基準・ガイドラインを設け、供給側との協力体制が不可欠になっている。
ISO14001やKFE認証を取得している企業から優先して調達するケースも多い。
日本では、循環型社会を構築するため、再生品の製造など供給面の取り組みだけではなく、再生品の利用など需要面からの取り組みが重要であるという観点から、「グリーン購入法」が制定された。
グリーン購入法により、国や独立行政法人、地方自治体などに対して、物品の調達や公共工事にあたって特定調達品目を優先して購入したり選択したりすることが義務づけられている。
特定調達品目は、環境負荷が小さいと客観的に認められ、普及の促進が見込まれる物品。
例えば、再生紙や省エネ型のOA機器など。
紙、文具、オフィス家具、OA機器、家電製品、エアコン、照明、自動車、公共工事、役務など20分野について、具体的な品目や判断基準を示している。