隅角検査(ぐうかくけんさ)とは

隅角検査は隅角鏡を用いて隅角を調べる検査です。

 

隅角とは、角膜後面と虹彩根部が接する部位。
正面からは見えないところにあり、角膜と虹彩の根元が交わる部分。
この部分には、眼圧を調節する房水の排出口があります。

 

この検査は、緑内障、ブドウ膜炎、
網膜血管閉塞性病変(糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症)、
眼外傷などの診断・管理のために行います。
特に緑内障を診断する上で欠かせない検査です。

 

 

隅角検査で分かること

この検査で閉塞隅角緑内障を起こしやすいかどうかを把握することができます。
細隙灯顕微鏡を用いて拡大すると、房水の排出口が開いているか目詰まりを起こしているか、
瘢痕組織があるかどうかを調べることができます。
また、緑内障のレーザー治療が必要かどうかもわかります。

 

 

隅角検査の方法

検査を行うときは、点眼麻酔剤を点眼し、角膜保護剤をのせた隅角鏡を眼に接触させ、
隅角の状態を細隙灯顕微鏡によって観察します。