ハムスターを育てるに当たって何をどのぐらい食べるのか押さえておきましょう。
また、与えてはいけない食べものにも注意しましょう。
ハムスターは雑食性
ハムスターはいろいろなものを食べる「雑食性」です。
野生で生活するハムスターは、自分でたくさんの種類の食べ物を採り、
栄養をとっています。
ペットとしてのハムスターにも、栄養のバランスの取れた餌(えさ)をあげましょう。
でも、野生のハムスターが食べているような食べ物を、自分で用意するのは大変。
ペットショップなどで売られているハムスター用のペレット(えさ)を活用しましょう。
ペレットは、栄養のバランスやカロリーなど、ハムスターの事を考えて作られています。
ペレットを主食に、他の餌(えさ)をプラスしてあげるのも良いでしょう。
ハムスターの一日の餌の量
一日に与える量の目安は、ペレットが10~15gくらいと、
水分のある野菜や果物などは手のひらに半分くらいです。
人と同じように、ハムスターにも食べ物の好き嫌いがあるので、
食べさせてみて良く食べるえさをあげましょう。
生まれて乳離れしたばかりの子供には、くだいて小さくしたペレットや、
やわらかい野菜などをあげます。
ひまわりの種はまだ自分でむけないので、むいてからあげましょう。
ハムスターの餌(えさ)の種類
ドライペレット
ペットショップなどで売られている固形飼料で、ハムスター用のものを選びましょう。
ラット用やマウス用でも代用可ですが、ウサギ用やモルモット用では代用不可なので注意。
種子
ひまわりの種、ピーナッツ、くるみ、ピスタチオ、麻の実、ハトの餌(えさ)、塩土など。
これだけだと油分が多く、栄養がかたよるので注意。
冬は少し多めにあげて、体力をつけさせる。種子はハムスターの大好物。
野菜
サツマイモ、カボチャ、えんどう豆、ニンジン、ブロッコリー、ジャガイモ、キュウリ、トマト、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、チンゲンサイ、大根の葉っぱなど。
よく洗ってから、水分をよくふきっとって、食べやすく小さく切ります。。
水分の多いキュウリやトマト、キャベツなどを与えすぎると下痢になるので注意。
果物
イチゴ、ブドウ、リンゴ、バナナ、みかんなど。
皮は自分でむけるので、食べやすい大きさに切った後は、そのままあげても大丈夫。
果物もハムスターは大好きです。
たんぱく質
ゆで卵、豆腐、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ゆでた鶏肉、煮干など。
食べやすい大きさ、状態であげましょう。
野草
オオバコ、クローバー、タンポポ、ナズナ、ハコベ、芝草など。
水をあまり飲まなくなるので、たくさんは与えないようにしましょう。
野草には毒のあるものもあるので、図鑑などで、安全なものを調べてからあげるようにしましょう。
水
毎日新鮮な水に交換しましょう。
一日に飲む量は、だいたい15~20mlくらい。
妊娠中のメスや授乳中のメスは、もっと必要になります。
※与えてはいけないもの
人間が食べるものの中には、ハムスターにとって命の危険につながるものもあります。
玉ネギ、長ネギ、ニラ、ニンニク、アボカドは、決してあげてはいけません。
中でもネギ類を食べると、血液中の赤血球が破壊され、貧血になってしまいます。
チョコレートやコーヒーも、食べると中毒症状が表れます。
料理やお菓子など人間の食べ物は、与えないようにしましょう。
ハムスターの餌(えさ)の費用
ハムスターは小動物なのでそれ程、たくさんの餌を食べるわけではありません。
ペレットやその他種子や野菜などを含めても1匹あたり1000円未満です。
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