ハムスターが元気に長生きし、また一緒に仲良く遊べるようになりましょう。
仲良くなるには?
買ってきた当日は、珍しくて触りたい気持ちでいっぱいでしょう!
でもハムスターは、新しい環境にストレスを感じているので、
初日はそっとしておいてあげましょう。
2、3日したらケージの外の金網の隙間から、そっとえさをあげてみます。
えさを手渡しできるようになったら、次はゲージの中に手を入れて、えさをあげてみましょう。
あなたの手に慣れるように、手の臭いを嗅がせて下さい。
手を恐がらないようになったら、両手でそっとすくい上げ、手の平に乗せてみましょう。
ハムスターは小さくてとても弱いので、けっして強く握らないこと。
一緒に遊ぶ
ハムスターは夕方から活動を始めるので、遊んであげる時は、
夕方からよるにかけての、毎日決まった時間にしましょう。
あまりかまいすぎるとストレスになるので、ずっとなでたり触ったりせず、
広いところに自由に放してあげるといいでしょう。
時間は1時間くらいが目安。
広いところに放すときは、物の隙間に入ってしまったり、
下敷きになったり、踏んでしまったり、危険なものをかじってしまったりしないように、
目を離さないようにしましょう。
ハムスターのケア
ブラッシング
毛が生え変わる春や秋は、歯ブラシなどでブラッシングしてあげましょう。
特に長毛種は、自然界にはいないので、自分で毛づくろいすると、
毛玉が体内に残り、体調が悪くなってしまうことがあります。
短毛種は月1回位、長毛種は週1回位を目安に。
ぬれタオルで体を拭いてあげてもいいでしょう。
爪切り
ハムスターは人間ほどは爪が伸びませんが、
伸びすぎていると金網などに引っかかり、けがをしてしまうことがあります。
半年から1年に1回を目安に、切ってあげましょう。
季節ごとのお世話
春
ハムスターに子供を生ませたい場合は、この季節がいいでしょう。
たんぱく質が多く脂肪分の少ないとうもろこしや小麦などの穀類、
動物性たんぱく質が多い煮干や牛乳、チーズやバターなどのえさを増やすと、
発情しやすく、生まれた子供も良く育ちます。
生まれた時用に、床材を多めに入れてあげます。
子供を生ませたくない時は、栄養のあるえさを少なくして、野菜中心にします。
日差しが優しくて暖かい季節なので、日光浴させるのにちょうど良いでしょう。
冬の毛が夏の毛に生え変わるころなので、まめにブラッシングしてあげましょう。
梅雨
野生では砂漠で生活していたハムスターなので、じめじめしたこの季節は苦手。
えさや水が腐りやすい時期なので、新鮮なものを夕方あげるようにして、
食べ残しは翌朝必ず取り除きましょう。水は1日2回交換します。
悪くなったものを与えると、中毒症状が出るので、気をつけましょう。
ケージの中は湿気がこもりやすいので、風通しの良い所に置いてあげ、
土やおがくずなどを敷いている時は、カビなどが生えやすいので、こまめに掃除します。
夏
ケージの中に熱がこもりやすくなる季節なので、床材などは少なめにし、
掃除の回数を増やします。
暑い時期なので、えさや水が痛みやすくなっていますので、
梅雨の時期と同じように、こまめに交換してあげましょう。
直射日光が当たる所や、締め切った室内などにケージを置くと、
ハムスターが熱射病になってしまうので、部屋の温度に気をつけて、
涼しい場所に置いてあげます。
逆に暑い日でも、クーラーの風が直に当たる場所にケージを置くと、
ハムスターの体が冷えて動かなくなってしまいます。
冬になったと思い込み、冬眠したようになるのです。
冷房の効いていない部屋に移してあげると、また元気に動き出します。
秋
自然で暮らすハムスターは、冬眠に備えてえさを巣にため込む季節です。
ピーナッツやひまわりの種などの、脂肪分の多いえさを与えると、
皮下脂肪が付きやすくなり、寒さに強くなります。
本能的にハウスにえさをため込むハムスターもいます。
夏の毛が冬の毛に生え変わる頃なので、春と同様まめにブラッシングしてあげましょう。
冬
冬は基本的に冬眠しているハムスターなので、
ケージを寒いところに置いておくと、体が冷えて動かなくなってしまいます。
一日を通してあまり気温の変化のない所に置いてあげましょう。
暖房を夜切る場合は、ケージごとダンボールに入れたり、
毛布やビニールをかぶせたり、パネルヒーターや電気毛布を使ったりして温めます。
床材を多めに入れてあげると保温になります。
体が冷えて動かなくなってしまった時は、温かい手で包んであげたり、
使い捨てカイロで体を温めてあげると、また動き出します。
冬の間に何度も動かなくなってしまうのは、
ハムスターにとってあまり良くないので、部屋の温度管理には十分気をつけましょう。
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