オスのハムスターとメスのハムスターを一緒のケージに入れると、
子供を生んで増やすことができます。
ただハムスターは一度に10匹以上生むこともあるので、自分で何匹飼えるか、
それ以上生まれた時にもらってくれる人はいるかなどをきちんと考えてから、増やしましょう。
オスとメスは同じ種類のハムスターでなければ、増やすことはできません。
ただゴールデンハムスターであれば、短毛種や長毛種、模様や色が違うものどうしでも、子供を増やす事ができます。
繁殖時期
ハムスターが大人になるのは、生まれて約1ヶ月位ですが、
もし増やすならオスが2ヶ月半、メスが2ヶ月以上大きくなってからにしましょう。
生まれてどれ位か分からない時は、体重を測って、
オスは120g、メスは110gを過ぎていれば大丈夫です。
メスが子供を生むのは3歳位まで。4・5歳になるとあまり子供を生まなくなります。
野生のハムスターと違い、飼われているハムスターは1年中いつでも子供を生ませることができます。
発情する時期
子供を生ませたい時は、発情しているオスとメスを、
一緒のケージに入れて交尾させます。
発情とは、子供をつくるための交尾という行為の準備ができていて、
興奮している状態のこと。
発情したオスは興奮しているので、元気に動き回ったり、
わき腹の臭腺というところから出る液の臭いでメスを引き付けるために、
さかんにわき腹をケージにこすりつけたりします。
そのため臭腺のまわりの毛が、びしょびしょになったり、脂っぽくなったりすることもあります。
メスは4・5日おきに発情し、そわそわと歩き回りますが、オスほどではありません。
メスの生殖器は普段は閉じていますが、発情すると赤く腫れて開き、白い液をたくさん出します。
まずはお見合いを
発情しているからといって、いきなり同じケージに入れても、
けんかをしてしまうことがあります。
まずは別々のケージに入れて、ケージをくっつけて置き、お見合いをさせてみます。
そのまま3日~1週間位様子を見てみましょう。
近づいてもけんかしそうになければ、同じケージに入れます。
入れてしばらくはオスがメスを追いかけて、メスが嫌がって追い払おうとしたりしますが、
だんだん仲良くするようになります。
同じケージに入れてみて、ひどくけんかをしてしまうようなら、
別々のケージに戻しましょう。
子供を妊娠したら
オスとメスを分ける
メスは子供を妊娠すると、オスを追いかけ回したり、
巣箱の中に巣材を取り込んで巣作りをしたりします。
妊娠中のメスは、オスをいじめる事が多く、逆にオスがメスを追いかけ回し、
流産させてしまう事もあるので、妊娠している様子が見られたら、
すぐにオスとメスを分けましょう。
妊娠したメスのえさは
妊娠しているメスや子育て中のメスには、たんぱく質の多いトウモロコシや麦、カルシウムの多い煮干し、ビタミンの多いニンジンやほうれん草など、たくさんの栄養と水が必要になります。
ただ脂肪太りのハムスターは、うまく子供ができなかったり、
できても難産になったりするので、脂肪の多いナッツ類は減らすようにしましょう。
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