生まれたハムスターの子を育てるには注意しておきたい点があります。
元気に成長するように理解しておきましょう。
産まれたばかりの子供
ハムスターのメスは子供を産むと、巣箱からあまり出てこなくなります。
中の様子はよく見えませんが、生まれたばかりの子供は、まだ目が開いておらず、毛も生えていません。体重は5グラム位です。
子供が産まれてすぐのお世話
子供を産んだばかりのメスは、とても神経質。
子供を見たりかまったりすると、心配で子供を食べてしまうことがあるので、少なくとも生まれて5日間は絶対さわらないようにしましょう。
ハムスターが安心して子育てできるように、ケージの掃除も子供が生まれて2~3週間はしないように。
この時期はケージが汚くなるのも仕方がありません。
そっとしてあげることを優先し、できるだけ近づかないようにしましょう。
ハムスターのおっぱいの数は12~14個で、子供はお乳を飲んで大きくなります。
子供の成長
子供は生まれて4日で体重が倍くらいに増え、毛が生え始めます。
5日で耳が聞こえるようになり、7日位にはよちよち歩き始めます。
目が開き、毛が生えそろうのは、2週間くらいです。
3週間目には体重が35~40グラムになり、親と同じえさを食べるようになります。
巣から迷い出たら
子供が巣から迷い出てしまうと、自分では戻るのが難しいのでたいていは母親が口にくわえて巣に連れ戻しますが、そのまま放っておくようなら、あなたが巣に戻してあげましょう。
この時、指でつまんでしまうと、人間の臭いがついて親に食べられてしまうことがあります。
戻す時は、割りばしの先をティッシュなどで巻き、輪ゴムで止めたようなやわらかいもので、やさしくつまみ、そっと巣に戻しましょう。
巣の分け方
子供が生まれたら、もう1つ別のケージを用意しておきます。
3~4週間したら、親と分けて新しいケージに子供を移します。
子供の体の大きさでバラつきがある時には、大きいものが小さいもののえさを取ってしまう事があるので大きいものは大きいものどうし、小さいものは小さいものどうしで、ケージを分けましょう。
人にあげるのに適しているのも、この時期です。
生まれて5週間位をすぎると、けんかをするようになるので大人のハムスターと同じように別々のケージで飼いましょう。
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