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過剰な中性脂肪は病気の元

中性脂肪値が高くなり過ぎると体にとって良いことはありません。

 

体内の中性脂肪が増え過ぎてしまうと、血液がドロドロになり、
悪玉コレステロールの血管への付着を促し、
ひいては動脈硬化を起こす可能性が高くなります。

動脈硬化になると心臓や肝臓などの臓器に悪影響を与えます。

 

脂肪をとり過ぎた体は、さまざまな病気になりえます。
そうならないためにも、日ごろの予防に気を配りましょう。

 

 

 

中性脂肪が増えると起こる病気

【狭心症・心筋梗塞】
冠動脈が狭くなって血液の流れが悪くなり、場合によっては血流が一時的に途絶えることもあります。
発作を起こすと胸に強い痛みが走り、突然死の原因の半数以上を占める危険な病気でもあります。

 

【脳血管疾患(脳卒中)】
血液中の中性脂肪の増え過ぎが原因で脳の動脈が硬化して起こる病気。
主に脳出血、脳血栓、脳梗塞などがあります。

 

【糖尿病】
血中に溶けている糖が正常より多くなることによって起こる全身病。
さまざまな合併症を引き起こすことでも知られており、
とくに中性脂肪(トリグリセライド)を増加させます。

 

【脂肪肝】
文字どおり、肝臓に中性脂肪がたまってしまう状態。
具体的には肝臓の体積の3分の1以上蓄積される場合です。
ひどいと肝硬変などの深刻な事態をまねきます。

 

【急性膵炎(すいえん)】
30才代以降の中年男性に多くみられる病気。
突然激しい痛みが上腹部を襲って、嘔吐を繰り返します。
重い症状では入院が必要です。

 

【通風】
足の親指の付け根に突然激痛が襲い、歩くことすらできなくなります。
発症の90%が中年の男性。
女性がかかりにくいのは、女性ホルモンの関係とも言われています。

 

【シンドロームX】
特定の症状を指すのではなく、一連の症状を同時に示す症候群のこと。
主に肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧症などを合わせた病気の状態をいいます。

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