中性脂肪を下げる食品
中性脂肪を下げるには、努力が必要です。
何を食べるかでも大きく変わってきます。
日々のことですので頑張りましょう!
ビタミンとミネラル
ビタミンとミネラルは、体の代謝を活発にしたり生理機能を調整したりする重要な役目を担っています。
どちらも体内で合成されないため、食物からとらなくてはなりません。
ビタミンについては、とくにB1、B2、C、Eを欠かさないようにすることが大切。
ビタミンB1、B2は、糖質や脂肪をエネルギーに分解するときに、
その代謝を促すのを助ける働きがあります。
ビタミンC、Eは、体内の新陳代謝を促して、細胞か酸化するのを防ぎます。
またβカロチンは、緑黄色野菜に多く含まれているビタミンで、
摂取された後に体内でビタミンAに変わるという特徴があります。
ビタミンは血管の老化を防ぎ、ひいては動脈硬化の予防にもつながる働きをする栄養素です。
一方、ミネラルは骨や歯などの硬い組織を作ったり、タンパク質を構成したり、
体内の酸とアルカリの平衡を保つなどの役目を請け負っています。
不足分はサプリメントから摂るのが主流になっています。
摂りたい食品・避けたい食品
ひじきやこんぶ、わかめなどの海藻類やきのこなどの食物繊維を多く含むものを食べることは、
中性脂肪を増やさないためにも有効です。
これらの食材は、腸内でコレステロールや糖質を自らに吸着させて、脂質が血管に流れるのを防ぐ働きをします。
つまり、不必要な脂肪を自らの物質にくっつけて、それが塩分といっしょに排泄されるのを促すのです。
そのため、動脈硬化の防止にも非常に有益な食材といわれています。
しかも、食物繊維を多く含む食品は、それ自体が低カロリーですから、
たくさん食べることができるうえ、満腹感も得られるので、まさに一石二鳥といえます。
積極的にとりたい栄養素・食品
ビタミンB1
のり、ごま、胚芽、豚肉
ビタミンB2
納豆、ししみ、卵白、きくらげ、干ししいたけ、こんぶ
ビタミンC
パセリ、ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、ゆず、いちご、のり
ビタミンE
胚芽、かぼちゃ、にら、だいこんの葉、赤ピーマン
βカロチン
にんじん、ほうれん草、にら、小松菜
ミネラル
牛乳、チーズ、豆腐、赤身まぐろ
調理に使うオイル
中性脂肪の増加を恐れて、脂質をまったくとらない人がいますが、
これでは脂質の摂取不足という事態を招いてしまいます。
こうなるとホルモンの分泌が悪くなったりと別の障害も起こってしまいますので、
必要量はとるようにしましよう。
また、脂肪は動物性脂肪と植物性脂肪とに分けられますが、
なるべく植物性脂肪をとるようにしましょう。
動物性脂肪には、コレステロールを増やす働きをする
飽和脂肪酸が多く含まれています。
植物性脂肪に含まれているリノール酸やガンマーリノレン酸などの不飽和脂肪酸は、
コレステロールを減らす働きをします。
また、最近ではオリーブオイルに含まれているオレイン酸が
LDL(悪玉コレステロール)を下げてHDL(善玉コレステロール)を
上げる作用があることで注目されています。