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犬の食事の量と回数1
■成長段階に応じて食事を使い分けましょう 犬が成長していくにつれて、必要な栄養成分が異なってきます。
■誕生
母乳または犬用代用乳を与える
■1ヶ月(乳歯が生え始めたら)
離乳食(1日4回)。離乳食として市販されているものか、子犬用のドライフードを人肌のお湯か犬用ミルクでふやかして与える。慣れるまでは母乳と併用してOK。
■2ヶ月
離乳食/パピーフード(子犬用フード)1日3〜4回
ドライフードを与えている場合は、徐々にふやかす時間を短くし、そのままで食べられるようにしていく。ただし、個体差があるので、様子を見ながらゆっくり慣れさせること。生後3〜4ヶ月頃までには硬いまま食べられるようにしたい。
■4ヶ月
パピーフード(子犬用フード)1日3回
成長期なので、栄養価の高い子犬用のフードを与える。
成長が終わるまでダイエットをしないこと
子犬や幼犬のうちはダイエットをしたり、サイズを小さくするために
少なめの食事にするなどは厳禁。成長期は少し太り気味に育てても問題はない。 |
■6ヶ月
食べる量が安定してくる(1日2〜3回)
犬種にもよるが、子犬の食事の必要量は6ヶ月頃がピーク。成長は続いても、徐々に食事量は減っていく。
■8ヶ月
成犬並みの大きさになったら、成犬用フードに(1日2〜3回)
具体的には体重の増加が止まったころが切替時期の目安。
フードは急に変えない
急に変えると、下痢や嘔吐を引き起こすことも。最初は新しいものを
1〜2割混ぜて与え、便や食欲の調子に問題なければ、徐々に新しいフードの
割合を増やし、1週間ほどを目安に完全に切り替えるようにする。 |
■1歳
成犬用フード(1日2回)
従来は1日1回が普通だったが、食事の回数が少ないと胃腸への負担が大きいので成犬でも1日2回が基本。
1日の必要カロリー量を守る
成犬になり運動量が落ちてくると太りやすくなる。
「ちょっとくらいなら・・」という気持ちが肥満犬を作ってしまう。 |
■7歳
老犬用フードへ移行(1日2〜3回)
胃腸の消化機能がしだいに衰え、運動量が減り代謝も落ちてくるので、消化がよく高たんぱく低カロリーの老犬用フードを与えるのが好ましい。成犬用フードを与える場合は、肥満を予防するため、量を少なめに。
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犬の食事の量と回数2
■食事量のチェック
犬に与える食事の量はドッグフードのパッケージに記載されているものを目安にしますが、年齢や体型、1日の運動量などによってもだいぶ変わってきます。便の調子や食欲などをみて調整しましょう。
■便の調子でチェック
適度な硬さの便・・・適切
硬くてコロコロした便・・・少ない
やわらかい便・・・多い、または消化不良
■食欲でチェック
ガツガツ食べる・・・少ない?
がっつくのは健康な犬の反応だが、しつこく食器をなめるなら、少し増やして様子を見よう。
あまりはしがらない、残す・・・多い?
15分たっても食べないなら、次の食事まで水以外、与えない。食べなくても元気なら、子犬は1食分、成犬は1日くらい食事を抜いてもOK。 |
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犬の食事の量と回数3
■「おやつ」は不要
おやつを与える場合もドッグフード同様、犬専用のものを与えること。ただ、基本的に犬にはおやつは不要。トレーニングのごほうびとして与える程度にとどめましょう。
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犬の食事の量と回数4
■食事の与え方
■食器から与える
犬によっては、食器を片づけようとすると、取られまいとして飼い主を威嚇するようになる場合もあるので、子犬のうちに「人の手は食事を取り上げるものではなく、むしろ食べ物が出てくるいいもの」ということを教えておこう。そのためには最初は食器に少なめにフードを入れ、少しずつ継ぎ足していくとよい。直接、手から食べさせてもOK。食事中に食器を取り上げるのはNG。
■食事の場所
落ち着いて食事ができる環境ならどこでもOK。ハウスになれさせるため、ハウスの中で食事させるのもいい方法。
おあずけは不要
興奮をしずめるために「マテ」や「スワレ」をさせるのはいいが、むやみに待たせるのはNG。犬をいっそう食事に執着させたり、食べ物がないと「マテ」のできない犬にさせてしまう。 |
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