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犬のブラッシング1
■ブラッシングの道具と特徴
スリッカーブラシ
抜け毛を取り除くときに便利。毛のもつれをほぐしたりもします。ピンの硬さはソフトタイプとハードタイプ。 |
ピンブラシ
ピンの先端が丸いので皮膚を傷つけることがありません。毛のもつれをほぐすのに使用します。 |
コーム
金属製のクシ。最後に毛並みを整えたり、顔まわりなどこまかい部分を整えるときに使用します。 |
スクラッチャー
抜け毛がよく取れるので、換毛期の抜け毛対策に持っていると便利です。 |
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犬のブラッシング1
ブラッシングは被毛の美しさを保つと同時に、皮膚を刺激し、新陳代謝を促します。犬とのスキンシップを高めるうえでも、毎日続けると効果的です。
■長毛種はピンブラシで
被毛が細くて長い犬種には、ソフトなあたりのピンブラシを使います。ブラシを軽くもって、力を入れずに手首のスナップをきかすようにブラシを回転させて毛をとかします。
犬のおしりのほうから前のほうへ、足元から背中へという順で進め、根元から毛先へゆっくりブラッシングしていきます。
とかしているときに毛玉があることに気づいたら、ブラッシングをやめて手で毛玉をほぐします。仕上げにコームを使って毛並みを整えます。 |
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犬のブラッシング2
■短毛種はスリッカーで抜け毛をすく
手入れを怠ると、短毛種も抜け毛がたまって皮膚病の原因になってしまいます。スリッカーを使って抜け毛をとり除きましょう。
スリッカーを軽く持って、ブラシの面が犬の皮膚と平行になるようにすいていきます。後半身から前半身へ、下から上へすく部分を移動させながら、片方の手で被毛をおこし、根元にブラシを入れて毛先までとかします。
まんべなくとかしたら、全体をなぞるようにコームで毛並みをととのえます。 |
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犬のブラッシング3
■ブラッシングが楽しくなるように
犬にとってブラッシングは、飼い主とふれあうことができる楽しい時間です。しかし、無理に毛を引っぱって、痛い思いをさせると、次からはブラシを見ただけで逃げ出してしまいます。
抜け毛は軽くブラッシングするだけでとれますから、犬も痛くはありません。ところが、たまにブラッシングすると、ついつい力が入りすぎて生きた毛まで抜いてしまし、犬が痛い思いをすることになります。
毎日少しずつでもよいですから、ブラッシングしてやりたいものです。 |