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犬は体調の変化をさまざまなサインで知らせてくれます。そのサインに早く気づいて、適切な処置を施すことがたいせつです。 |
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犬の健康1
■朝の基本チェック
朝、犬の表情を見て、何か変わったところがないか、関心をもってチェックしましょう。
吐いたり下痢をしていないか、鼻水が出ていないか、オシッコのにおいがいつもと違っていないか、注意して様子を見ます。
食事の量や食べ方に変化がないか、便のかたさがいつもと同じか、体の動きなどにも目を配りましょう。ただし、夏は食欲が落ちるなど、湿度や気温の違いで、体調が多少変動することはあります。
体調が悪くなっても、犬は苦痛を訴えません。一番分かりやすいのは食欲減退です。これに下痢や元気のなさなどが重なったら要注意です。
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犬の健康2
■散歩中の健康チェック
朝夕の散歩の際に、犬のほうから誘うようなら体調がよいと判断できます。散歩中の動きがいつもと同じような歩き方をしているか、だるそうにしていないのか、犬の態度も健康チェックのバロメーターになります。
散歩に行きたがらない、途中で座り込んで動かないようなら、要注意。これに食欲不振や下痢、嘔吐などが重なった状態が続くようなら、動物病院へ連れていきましょう。
ただし、家の中で飼っている場合は、雨の日に散歩に行かなかったり、すぐに帰ろうとすることはよくあります。
また、夏の日中に散歩すると、呼吸がはげしくなったり歩かないことがあるので、散歩は涼しい時間帯に。 |
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犬の健康3
■手入れをしながら健康チェック
毎日ブラッシングしたり、耳掃除や眼、口の中の様子を見ることで体調の変化を見抜くことができます。
眼、鼻、耳の中、被毛などが汚れていないか、歯肉のつや、舌の色がいつもと変わらないか、手入れをしながらチェックします。
体調をくずすと体の左右のバランスが悪くなります。全体が左右対称になっているか、犬の体をさわったり、少し離れて見てみましょう。
暑くないのに「ハァ、ハァ」と呼吸が荒くなっていたり、吐く息がくさいのは、調子が悪いというシグナルです。 |