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仔犬の正しい叱り方1
■叱って教えることは難しい
効果的に叱るには、必要かつ十分な強さでなくてはなりませんが、それは仔犬によって異なります。強すぎれば恐怖心を与え、弱すぎれは効果がありません。叱るということは、とても難しいのです。
それに、叱ることでその場の行動をやめさせることができたとしても、それだけでは不十分です。なぜなら仔犬は、今度同じ場所でどうすればいいのかを学んでいないから。きっと、また同じことを繰り返してしまうでしょう。
仔犬のしつけの基本は、してはいけないことを教えるのではなく、何をすればよいのかを仔犬に教えること。
叱る場合には、そのあと必ず同じ場所で、次はどうすればよいのかをきちんと教えてあげることが必要です。 |
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仔犬の正しい叱り方2
■叱らずにすむ環境を整えることが大切
部屋を片づけたり、きちんと仔犬の行動を管理して、叱らずにすむ環境を整えることのほうが大切です。
「ダメ」「ノー」という言葉は、極力使わないようにしたいものです。使うにしても、その場の行動をおさめるために冷静にひと言「ダメ」と言えばよいのです。叱るというよりは、制止するための指示語と考えましょう。
怒りを込めた厳しい口調や表情は、仔犬を萎縮させすぎたり、逆に反抗的にさせてしまうことがあります。
もちろん体罰は厳禁。言うことを聞かないとあとで嫌なことをされるから仕方なく聞くというのでは、毎日の生活がつらくなるだけです。
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仔犬の正しい叱り方3
■いけない行動をやめさせる方法
■大きい声を出す
「ダメ」「ノー」などと大きな声を出して制止させる。仔犬がびっくりして、一時的に動作をやめる程度のインパクトが必要。言葉と同時に手を叩いたりして大きな音を出すことが効果的な場合もある。「ダメ」や「ノー」の言葉は、今やっている動作をやめさせるための指示語なので、この指示語で仔犬がその動作をやめたら、すぐに正しい動作を教え、ほめることが大切。
■天罰式の罰を与える
仔犬にばれないように大きな音をたて、仔犬をびっくりさせて今やっている動作をやめさせる方法。この方法は、仔犬がいたずらしそうなときや、立ち入ってほしくない場所に入りそうなとき、ハウスの中で吠えているときなどに有効。
■無視する
食事や散歩をせがんで吠える、かまってほしくて飛びつくなど、飼い主に何かを要求しているときは、徹底的に無視することが有効。体にもふれず、目も合わせないこと。無視を始めると一時的にその動作がひどくなることがあるが、その後にパッタリとおさまることが多い。 |
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仔犬の正しい叱り方4
■絶対にやってはいけない叱り方
■マズル(鼻と口の部分)をつかむ
マズルは敏感な部分なので、絶対に傷つけないと分かっている相手にしかさわらせない。無理やりさわったところで、服従心も信頼関係も生まれない。
■首の後ろをつかんで持ち上げる
オオカミの母犬が子犬の首を口でつかむことがあるが、それは外敵に襲われそうなときに急いで逃げるため。決して叱るために首の後ろをつかんだりはしない。
■仰向けにしておなかを出させる
仔犬がおなかを見せるのは確かに「服従のポーズ」だが、それはあくまでも自分からおなかを見せる場合。嫌がっている仔犬を無理やり仰向けにしても意味がない。
■体罰
「なぐる」、「蹴る」、「叩く」はもちろん、「つねる」、「お尻を平手で叩く」、「頭をコツンと叩く」というのもすべて体罰。仮に体罰でおさえつけられたとしても、そこに信頼関係はない。 |
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