|
仔犬は体の動きや表情、鳴き声などによって、さまざまなメッセージを送っています。そのメッセージをキャッチしてあげられれば、仔犬の望みをかなえてあげたり、ストレスのかからない状況を作ってあげたり、万一の事故からも守ってあげることができます。
仔犬によって動きは微妙に違いますので、あなたの仔犬の様子をよく観察し、体全体の動きはもちろん、耳、目、背中の毛、シッポなどが、どんな状況で、どんな動きをするのかよく観察しましょう。 |
|
仔犬の気持ち1
■うれしい・楽しい
■うれしいときや楽しいときは、走り回ったり、ピョンピョン飛び跳ねたり、転げまわったり、「ワン、ワン」と明るく吠えたり、とにかくじっとしていられない。
■うれしいときは顔もイキイキ。目を細め、口角を上げ、人間と同じような笑顔を見せる仔犬も。
■前足を前方に突っ張り、お尻を上げて弓なりの姿勢をとるのは仔犬が遊びを誘うときによく見かけるポーズ。 |
|
|
|
仔犬の気持ち2
■先制攻撃型の威嚇
■耳を前方に傾ける ■鼻にシワを寄せる ■歯をむき出しにする ■うなり声をあげる ■真正面から相手をにらみつける ■体が前のめりになる ■全身の毛が逆立つ ■シッポが高く持ち上がる
これは、自分に自身があるタイプの仔犬がとる典型的な威嚇のポーズ。こういうタイプの仔犬は、比較的弱い仔犬には寛容だが、相手も同じタイプだとケンカになりやすいので注意。 |
|
|
|
仔犬の気持ち3
■守備的防衛型
体勢を低くして、シッポをお尻の下に巻き込み、耳を後方に倒している仔犬は、恐怖心のほうが強く、相手に近づいてほしくないために威嚇をする。恐怖が限界まで達すると思わずかみついてしまうことがある。 |
|
|
|
仔犬の気持ち4
■怖い・不安・緊張
体を小さくし、シッポをお尻の下に巻き込んでいるのは、怖がっているポーズ。体をブルブル震わせることもある。こんな状況にならないよう、無理なことはさせないように。 |
|
|
|
仔犬の気持ち5
■カーミングシグナル
カーミングシグナルとは相手との対立を避け、友好的に接するための「仔犬の言葉」
■あくびをする
飼い主に叱られているときや、トレーニング中になどに飼い主がイライラしているときにあくびをするのは、「落ち着いて」というメッセージ。家族がケンカをしているときなどにも見られる。
■体を振る
濡れているわけでもないのに体をブルブルと振るのは、不安や緊張をほぐそうとしている行動。また、おびえている仔犬に対し、「自分は敵意を持っていないよ」という意味で使う場合もある。
■そっぽを向く
人や仔犬が真正面から急に近づいてきたり、ほかの仔犬と目が合ったりすると、よく視線をそらすことがある。これは、「敵意はないよ」というメッセージ。仔犬は正面から視線を注がれること自体を威嚇と感じるので、初対面の仔犬と接するときは、人間も顔や目線をそらして接すると緊張がやわらぐ。
■体を背ける
急に横を向いたりするのは「落ち着いて」というメッセージ。ほかの仔犬に威嚇されたとき、飼い主に叱られたときなどによく見られる。しつこく遊びを誘う仔犬に対しても、仔犬の気持ちを落ち着かせるために使うことがある。
■カーブを描くように歩く
見知らぬ仔犬とすれ違うとき、2頭の仔犬がカーブを描きながら歩くのは、「敵意はないよ」というメッセージ。
■座る
ほかの仔犬が近づいてきたときに、座ることによって敵意がないことを示す。また、自分が不安なときや、気持ちを落ち着かせたいときにも座ることがある。
■床や地面のにおいをかぐ
ほかの仔犬や人が近づいてきて不安を感じているときなどに、相手に対して敵意がないことを示す行動。また、緊張を解きほぐそうとしているときにも、しきりににおいをかぐことがある。
■自分の鼻をなめる
不安を感じている自分を落ち着かせようとする行動。ほかの仔犬が近づいてきたときにも、敵意がないことを示したり、緊張をほぐすために使うことがある。顔の毛の色が濃い仔犬がよく使うカーミングシグナルで、表情の変化だけではわかりにくいため、舌を出してわかりやすいサインを出す。 |
|
|
|
犬のしつけ ‐ TVチャンピオン2回優勝者!遠藤和博の犬のしつけ講座
「ピンポンが鳴るとムダ吠え」「そこら中でオシッコ、ウンチ」「散歩で他の犬に飛びかかる」愛犬をたった2秒でお利口さんにする秘密の方法があります!
「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」 DVD 2枚セット
独自の犬のしつけ方は犬に命令する必要がありません。しかも一つの法則を繰り返し行うだけでどんどん愛犬をよい子に育てることができるのです。
|
|
|
|
バウリンガル
犬の気持ちを翻訳するというおもしろグッズ。「楽しい」「悲しい」「フラストレーション」「威嚇」「欲求」「自己表現」の6タイプの感情を分析することになっているのですが・・・!? |