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小犬のシャンプー1
■シャンプーのポイント
■シャンプー・デビューは慎重に
はじめてのシャンプーは、1回目のワクチン接種(生後50日くらい)後、1週間くらいたってから行いますが、いきなり本格的にやってしまうと、子犬はシャワーのしぶきに驚いたり恐怖を感じたりして、シャンプー嫌いになってしまうかもしれません。
まずはお風呂場で遊んで場所に慣れさせ、その後シャワー、お湯、ドライヤーと何日かかけて、段階的に慣らしていきましょう。
■シャンプーはブラッシングしてから
シャンプーの前に必ずブラッシングをして、被毛のもつれや毛玉をほぐし、汚れを落としておきます。毛玉を残したままシャンプーすると、完全に固まってしまい、ほぐれなくなります。
■シャンプーは体調のいい日に
シャンプー前には、下痢や嘔吐は見られないか、目・耳・皮膚などに異常はないかなd、健康状態を必ずチェックしてください。体調が悪いようなら中止しましょう。どうしても汚れが気になるときは、蒸しタオルで拭き、しっかり乾かしてください。
■シャンプーの回数
シャンプーの回数は月1〜2回が目安ですが、臭いや汚れがきになるなら、もう少し回数を増やしてもかまいません。
小犬と人では皮膚の質が違うので、シャンプーとリンスは必ず小犬専用のものを使う。皮膚に負担をかけないためにも、低刺激でナチュラル系のものがおすすめ。 |
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小犬のシャンプー2
■体を濡らす
1.シャワーの温度は、人間のお風呂より少しぬるい36〜37度が適温。自分の手で熱くないか確かめる。
2.お尻や足元など頭から遠いところから濡らしていく。頭を濡らすときは、目や耳にお湯が入らないように、後ろからそっとかける。
3.全身を濡らしたら肛門腺を絞る。シッポを持ち上げ、肛門の斜め下を指でつまんで絞り上げる。肛門から非常にくさい分泌物がピュッと出てくるので、すぐに洗い流す。 |
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小犬のシャンプー3
■シャンプーをする
1.シャンプーはお湯で薄めて使用。よく泡立てて、背中など小犬が嫌がらない部分から洗っていく。爪を立てず、指の腹でマッサージをするような感じで洗う。ラバーブラシやスポンジで洗ってもよい。
2.手足やお尻、シッポは汚れの多い部分なので、しっかり洗う。足の肉球の間も忘れずに。
3.耳もしっかり洗う。ただし耳の奥まで洗ったり、水が中に入らないように注意。
4.頭や顔は最後に手やスポンジを使ってやさしく洗う。顔まわりは、あまりシャンプーを泡立てなくてもOK。目にシャンプーが入ってしまったときは、すぐにシャワーで洗い流すこと。 |
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小犬のシャンプー4
■すすぐ
1.体を濡らしたときとは逆に、頭からお湯をかけていく。頭や顔はスポンジにお湯を含ませて洗い流してもOK。
2.わきの下、おなか、股、足の裏はシャンプーが残りやすいところ。すすぎ残しは皮膚病などの原因になるので、しっかり洗い流すこと。肉球の間も忘れずに。 |
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小犬のシャンプー5
■リンスをする
1.リンスもシャンプーと同じようにお湯で薄めて、小犬が嫌がらない部分から少しずつかけていく。
2.手グシで被毛によくなじませたら、十分にすすぐ。 |
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小犬のシャンプー6
■水気を切る
1.手で被毛をおさえるようにして、全身の水気を切る。力を入れすぎないよう注意。
2.小犬に身震いしてもらう。なかなか身震いしないときは、耳にフッと息をふきかけるといい。
3.バスタオルで水気をとる。長毛種の場合は、グシャグシャと動かすと毛がからまるので、おさえるようにして水気をとる。耳の中や指の間などもバスタオルで拭く。 |
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小犬のシャンプー7
■ドライヤーで乾かす
1.手で被毛をとかしながらドライヤーで乾かす。ドライヤーは、小犬の体からはなして当てる。
2.半乾きになったらスリッカーブラシやピンブラシでとかしながらドライヤーを当て、根元からしっかり乾かす。
3.完全に乾いたら、コームで毛並みを整えながら、濡れている部分や、からまっている部分がないかをチェックする。 |