シミ・シワの紫外線対策
50歳までの肌は努力次第で若く保てる 紫外線対策1
「25歳はお肌の曲がり角」などといって、たいていの人が20代後半になると肌は衰え始めると思っているようですが、これは誤りです。
たしかに、20歳をすぎると皮膚の組織は再生能力を失います。
肌のみずみずしい張りや弾力を支えているエラスチンは、もう新しくつくることができなくなります。
ですから、紫外線によってエラスチンが破壊されると減る一方になって、だんだん皮膚がたるみ、やがてシミ・シワができるのです。
しかし、これは皮膚そのものが衰えるということとは違います。
20歳をすぎると皮膚の再生能力がなくなるというのは、身長の伸びが止まるのと同じで成長が止まったということと同じです。
皮膚の老化が始まるのは、ほとんどの人が40代の後半からと考えてよいでしょう。
20歳をすぎたら、少なくとも50歳までの30年間は、
正しいスキンケアをしていれば十分に若く美しい肌を保てるはずです。
つまり本人の努力次第というわけです。
紫外線対策は一年中必要 紫外線対策2
まず、素肌を日光にさらさないこと。
紫外線対策というと、スポーツや海山へ行くときに、日焼け止めを塗ることだと考えている人がいますが、日差しの弱い冬や雲の多い日でも、紫外線は案外弱くありません。
夏の日焼けのようにすぐヒリヒリしないので気がつかないだけで、紫外線は一年中、肌をジリジリと老化に追いやっています。
シミやシワをつくりたくなければ、いつでもどこでも、朝から夕方まで紫外線を防がなければなりません。
また、極端に肌を乾燥させたり、パックやマッサージをやりすぎて肌を刺激するなどシミやシワができる原因をつくらないことも大切です。
紫外線の害ばかり気にしてはいけない 紫外線対策3
紫外線は肌の美しさを損なうものですが、反面、日に当たると皮膚の中にビタミンDができるので、骨を丈夫にし、皮膚の若々しさを保つ働きもします。
肌を紫外線から完璧にブロックしようと考えるなら、いわしなどの食べ物やサプリメントから十分にビタミンDを摂取しましょう。