シミ治療の薬を徹底解明
自分に合ったシミの薬を見つけましょう
シミの薬には、塗るものと服用するものがあります。
シミを無くすためには、まずは紫外線対策、そして食事に気を配りながらシミの薬を効果的に使いましょう。
シミの薬は、皮膚科でも処方してもらえますし、薬局・ネットでも購入することもできます。
シミ治療の薬に含まれている成分
それぞれの薬に含まれている成分は製品によって違います。
薬に含まれている成分も知っておきましょう。
■トラネキサム酸
メラニンの産生の働きをブロックします。美白作用があり、シミの治療にもよく使われます。
美容外科などでも処方される薬。
■コウジ酸
メラニンの生成に関与するチロシナーゼを抑制し、メラニンの生成を抑えます。また、できてしまったシミを薄くします。
■レチノイン酸
表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促します。また真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には、皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。肌のターンオーバーを促進しますのでシミを取り去るのに有効です。
■ハイドロキノン
シミの元となるメラニンの生成を抑制します。アルブチンやコウジ酸の100倍の効果があると言われている強力な美白剤です。
■Lシステイン
肌の新陳代謝をおこし、肌の再生を促進することで、メラニン色素が肌に沈着するのを防ぎます。
■エラグ酸
メラニンの生成に関与するチロシナーゼという酵素の働きを抑制し、メラニンの生成を抑えます。
■アルブチン
メラニンを生成を強力に抑えて、シミができるのを防ぎます。
■ビタミンC
メラニン色素が増えるのを防ぐ働きのほかに、紫外線による皮膚の老化そのものを防ぐ効果があります。
■ビタミンE
紫外線の害をくいとめる効果が大きく、肌の新陳代謝を活発にし、メラニン色素が肌から排出するのを促します。
シミ治療の薬
トランシーノ(第一三共ヘルスケア)
シミ、特に肝斑(かんぱん)に抜群の効果を発揮します。肝斑とは女性の顔面に多く生じるシミで、妊娠、月経不順などにより誘発あるいは悪化することがあります。
2ヵ月服用の臨床試験で、トランシーノの肝斑(かんぱん)に対する効きめを自覚した人は、「著名改善」27.6%、「改善」32.8%、「やや改善」17.2%という結果がでています。
主成分:
- トラネキサム酸
- L-システイン
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
- パントテン酸カルシウム
ハイチオールC(エスエス製薬)
ハイチオールCの主成分L-システインがビタミンCとともに、内側からシミのもとの生成をおさえ、シミ・そばかす・日やけなどの症状を改善します。
主成分:
- L-システイン
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- パントテン酸カルシウム
資生堂薬局 ホワイシスLC錠EX
アミノ酸の一種L-システインは、生体内で酸化還元反応を活性化したり、新陳代謝を促進します。また、L-システインはメラノサイトの中に常にあり、黒色メラニンの生産量を調整しています。
主成分:
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- L-システイン
- 酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)
- 塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)
チョコラEC(エーザイ)
しみ、そばかすなどのお肌のトラブルや、肩こり、手足の冷えなどの血行不良による自覚症状の緩和、さらには疲れた時や病気の時などのビタミンE・C補給に適したビタミン剤です。
主成分:
- 酢酸d--トコフェロール(天然型ビタミンE)
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- ニコチン酸(ナイアシン)
ケシミン(小林製薬)
塗り薬。ビタミンC誘導体が集中的に角質層のすみずみまでじっくり浸透して、メラニンの生成を抑えます。
また紫外線を受けた肌のために、肌あれ防止成分を配合しています。
主成分:
- Lーアスコルビン酸2ーグルコシド
- グリチルレチン酸ステアリル
- トコフェロール酢酸エステル
■ビタミンC末「クニヒロ」(皇漢堂薬品)
■ビタミンC「タケダ」(武田薬品工業)
ビタミンCです。
シミには色々な原因があり、種類があります。自分の判断でやみくもに薬を使用すると、返ってシミが濃くなったり、増えてしまうこともあります。
正しくシミを治療するには、シミの原因を知り、その原因に合った治療法を見つけることが必要です。特に内臓や子宮に原因がある場合は、原因である内臓や子宮が治らなければ、シミも消えることはありません。
自分のシミの原因や種類が解らない人は、医師に一度診察してもらいましょう。そして、自分のシミに合った薬を使うようにしましょう。