美肌のための洗顔料の選び方
好みだけで選ぶと失敗する
肌によい洗顔料の条件は
- 汚れをきちんと落とす
- 洗ったあと肌に適度なうるおいが残る
実際に洗ってみて、自分の肌にどれくらいうるおいが残っているか、汚れがちゃんと落ちたかどうかを判断するのは、案外難しいことです。
よく「この石けんは肌がツルツルになるから好き」という人がいますが、その「ツルツルの肌」を調べてみると強い洗浄力で表面の角質がはぎとられ、皮膚の中にある保湿成分が溶け出していることがあります。逆に「しっとり洗い上がるから好き」という人の肌を調べてみると汚れが十分に落ちていないことが多いようです。
自分でできる洗顔料選びのテスト
好みに左右されず、客観的に洗顔料のよしあしを判断するには次のようなテストをしてみましょう。
洗顔直後のチェック:ベタつきがないか
ベタつくのは汚れが十分に落ちていない証拠。ベタつくというのと、しっとりするのは違います。さらっとして、しかもしっとり、というのが理想的。
洗顔後30分のチェック:つっぱらないか
つっぱるのは、肌の保湿成分が失われるため。洗った直後につっぱらず、しかも汚れがきれいに落ちているのがベストです。つっぱらないが汚れも落ちていないというのでは困るので、30分以内につっぱり感が消えればよしとしましょう。
1〜2週間後のチェック:ニキビができたり、毛穴が詰まっていないか
洗浄力が弱すぎると、毛穴がつまったり、ニキビができることがあります。テストの結果、今使っている洗顔料は洗浄力が弱すぎると分かったら二度洗いするとか、量を多めに使ってみるのも一つの方法です。自分の肌にとって洗浄力が強すぎる洗顔料を使うより、ややマイルドな洗顔料を選び、丁寧に二度洗いをするほうが肌のためにはよいでしょう。
弱酸性だから肌によいとは限らない
洗顔料が弱酸性かアルカリ性かということより、肌のうるおいを奪わないかどうかのほうがずっと重要。特にドライな肌の場合、いったん潤いを失うとますます肌が荒れやすくなります。