老人性のシミの原因と治療
老人性のシミの原因
老人性色素班といい、紫外線や、老化によってできる色素班です。
若年のうちは、紫外線を浴びても皮膚にシミができることはありませんが、30代を過ぎると皮膚の老化によってメラニン色素が蓄積して皮膚表面にシミとなって見られるようになってきます。
高齢になるにつれ、紫外線などで刺激を受け、真皮まで到達しやすくなっているのです。
老人性のシミ(老人性色素班)は、それを防御しようと色素が作られてしまうシミです。
シミはよく日に当たる顔や手の甲、腕、首などにできやすいです。
大きさは、小さなものから2cm位のものもあります。
60歳を過ぎると、かなりの割合で日光に当たる腕や顔などに老人性色素斑ができます。
老人性のシミの治療
まずは徹底した紫外線対策をしましょう。外出するときは日焼け止めや手袋を欠かさず行いましょう。
ごく薄い状態であれば、美白化粧品やケミカルピーリングなどが有効です。
また「トランシーノ」などの薬やサプリメントなども活用しましょう。
手の甲のシミはシミ用のハンドクリームを使うといいでしょう。
濃くなってしまった老人性色素斑は、美白化粧品やピーリングでは完全に消すことはできません。
レーザー治療やトレチノイン療法によって取ることができます。
トレチノイン療
トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。
トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、そのときにメラニン色素を一緒に持って上がっていき、2〜4週間でメラニン色素を外に出します。病院で問い合わせてみましょう。