メイクアップベースの役割・種類

 

肌に重要なメイクアップベースの役割

化粧品の中でも、案外なおざりにされているのが、メイクアップベース。「メイク前は化粧水と乳液だけで十分」という人もいます。しかし、肌のためには化粧水、乳液を省いてでもメイクアップベースだけはつけましょう。

 

メイクアップベースは、ファンデーションを肌にぴったり密着させるのり、またはつなぎの役割をするものです。

 

ファンデーションを塗るときの刺激をすくなくする

とくにパウダリーファンデーションを塗るときに大切なこと。メイクアップベースをつけるとファンデーションがスッとよく伸び、きれいに付きます。パウダーの粒子が肌を傷つける心配も防げます。

 

ファンデーションと肌の間に膜をつくり毛穴つまりを防ぐ

化粧水や乳液だと肌にしみこんでしまうので、メイクアップベースの代用はできません。

 

クレンジングのときファンデーションが落ちやすい

ゴシゴシこすらなくてもメイクアップベースと共にファンデーションがスッと浮き上がるから、肌に負担をかけずメイクが落とせます。
ただし、メイクアップベースは保湿効果までは期待できません。肌がカサついているときは、化粧水や乳液の助けを借りてしっとりさせておくとことが大切。また、メーカーによっては乳液や美容液がメイクアップベースを兼ねるように工夫したものや化粧下地なしでつけられるファンデーションもあります。

 

 

メイクアップベースの種類

種類 特徴
ローションタイプ

さっぱりした化粧水タイプ。粉末入りは余分な皮脂を吸収。
化粧もちがよい。夏または肌がオイリーなときに最適。

ミルキータイプ

さらりとした乳液状。肌の色を補正する色つきタイプが多い。
春、秋、すべての肌に幅広く使える。

クリームタイプ

一日中しっとり効果が持続する油分多めの化粧下地。
冬、肌がカサつくときにおすすめ。

紫外線防止タイプ

紫外線吸収剤やビタミンE、ビタミンCなど紫外線のダメージを防ぐ成分入りの下地。ローションタイプからクリームタイプまで各種ある。
紫外線防止効果の高さは製品によって違うので注意。

 

化粧下地の役割

1.とくに乾燥肌でなくても、肌の表面ははがれる寸前の角質がめくれ、ガサガサした状態。基礎化粧品で水分や油分を与えてしっとり、なめらかに整えとおく。
2.肌の表面に1枚の膜をつくるのがメイクアップベースの役割。毛穴や肌の細かい溝にファンデーションがつまるのを防ぎ、塗るときの刺激も少なくする効果がある。
3.メイクアップベースの上にファンデーションをつけるとムラにならず、少しの力でスーッとのびる。また、パウダーの粒子で肌を傷つける心配がなく、メイク落としも楽。

 
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