続発緑内障の原因と症状
続発緑内障とは、緑内障以外の目の病気に併発して起こる緑内障。
ぷどう膜炎や虹彩炎などの炎症が起こると、炎症細胞が線維柱体の網目に詰まり、
眼圧を上昇させます。
血管新生緑内障
糖尿病網膜症などは末期になると余計な血管が虹彩表面に現れ、
隅角を血管で覆い、眼圧を上げます。
これを血管新生緑内障といいます。
白内障の放置
白内障も放置すると水晶体が膨らんで虹彩を押し上げ、眼圧を上昇させて緑内障になります。
外傷も隅角に亀裂を起こすようなものは、眼圧を上げることがあります。
ステロイド剤の使用
さらに、ステロイド剤によって緑内障を起こす素因を持っている人もいます。
ステロイド剤は抗アレルギー剤、抗炎症剤として眼科やその他の科でもよく使われます。
長期間使用すると眼圧を上昇させるといわれていますが、詳細はわかっていません。
また長期にわたって使用することもあり、患者さんは自分勝不に判断しないで、
眼科医の指示に従うことが大切です。
治療
ほとんどの目の病気は緑内障を併発する可能性があるのです。
通常、治療は原因となる疾患の除去を行います。