眼底検査
眼底に光を入れ観察する検査です。
目に光を入れれば、瞳孔は縮みます。
そこで散瞳薬で瞳孔を開いて検査します。
そのため検査後数時間はまぶしく、ものがぼやけて見えることがあります。
散瞳はときに緑内障の発作を誘発することかあり、
散瞳の前には必ず顕微鏡を用いた検在と眼圧や隅角のチェックが行われます。
必要に応じて眼底写真を撮影します。
緑内障における眼底検査の目的は、主に視神経乳頭陥没の状態を観察すること。
陥没の大きさ、形、深さ、色、血管走行、網膜神経線維の欠損などを観察することで、
緑内障の診断やタイプ、進行状況などの情報を得ることができます。
乳頭の変化は視野の変化に関連しています。
つまり、眼底検査の結果と視野検査の結果は対応するはずです。
乳頭が変化して視野が変化しないということはほとんど考えられません。
反対に乳頭は陥没していないのに視野に変化が出た場合は、
脳腫瘍などほかの病気の可能性を考えなければなりせん。