角膜潰瘍とは
角膜に傷がついた後、傷口にブドウ球菌や連鎖球菌、肺炎球菌などがついて潰瘍ができるもの。
細菌感染のほか、自己免疫やアレルギー、三叉神経マヒが関わって起こる場合もあります。
潰瘍が進行すると、膿がたまって角膜に穿孔が生じて、失明に至る可能性もあります。
原因は、コンタクトレンズなどで傷がついたり、細菌、真菌(かび)、単純ヘルペスウイルスなど。
角膜に傷がついて体の抵抗力が低下して病原微生物に感染しておこる角膜の病変が細菌性角膜潰瘍でもっとも多い症状。
角膜潰瘍の症状
目の痛み、角膜の充血、涙が異常に多く出るなどの症状が現れます。
進行すると角膜が濁ったままの状態になり、視力低下を引き起こします。
角膜潰瘍の治療
細菌が原因の場合は、抗菌薬を点眼したり、眼軟膏、点滴などを使用します。
細菌が原因でない場合は、眼軟膏を入れて眼帯をしたり、
治療用のコンタクトレンズを入れたりして治療します。
もしこれらの治療で改善がみられない場合や角膜穿孔を起こした場合は、
角膜移植を行う必要があります。